リクナビネクストは求人サイトで、
ほとんどの人は、求人情報を検索してみて興味を持った求人があればそのまま登録して応募手続きをする、という流れになり、その後はその企業との直接やりとりとなり、選考となると思っていることでしょう。
しかし、リクナビネクストで興味をもった企業に応募すると、その企業への応募しただけではなく、応募した人の経歴に興味をもった転職エージェントから、
「転職サポートしますので、弊社に登録しませんか?」
というメールが届くことがあります。
リクナビネクストに登録した人の個人情報が、個人を特定できないように勤務先会社名や氏名、連絡席などは伏せられた形で、リクナビネクストに登録する転職エージェントに公開される、という仕組みになっています。
もちろん、転職エージェントに登録情報を公開するかしないかは、転職希望者が選択できる仕組みにはなっていますが、それを選択する質問がわかりにくかったり、あまり慎重に検討しないで、次のステップに進んでしまう人が多いのではないかと思います。
個人が特定されるような可能性は極めて低いとは思いますが、そもそも転職エージェントを知らない人は登録してしまったことにも気づかないと思います。
転職エージェントを知っている人で、利用するつもりではなかったけど、リクナビネクストに登録したついでに、転職エージェントにも仮登録した形になっている、という状況を勝手に個人情報を流出させた、と怒りを覚える人も少なからずいるかもしれません。
ところで、海外、タイにいるある人は、リクナビネクストのこの転職エージェントから登録案内がくるシステムを知らなかったようですが、とりあえずはリクナビネクスト経由で仮登録の形になっていたような転職エージェントを利用して転職活動をすることにしました。
他にも、知人に相談して勧められたというJACリクルートメントやアデコなどの転職エージェントに登録しようとしたものの、JACリクルートメントは登録申し込み手続きをしたところで、紹介できる求人はない、と登録を断られたということです。
アデコからはいくつかの紹介があって応募し、ウェブ面接に進んだ案件が数件あったものの全滅。
給与が低くて、労働環境などで悪い評判しか聞いていなかったというコールセンターの求人への応募は見送っていたところ、応募した求人全滅という状況になって、あらためてアデコにはコールセンターでもいいから応募すると、伝え、本人としては妥協して、こんなところだけど働いてやるか、という気持ちで面接に臨んだものの、それも不合格。
ということで、そのタイにいる日本人は仕事をすることは完全にあきらめたのでした。
そのタイにいる日本人はそれまで正社員ではたらいた経験が一度もないという人物のようで、英語もタイ語も使えない上、何のキャリアもなく、コミュニケーション力があれば学歴や職歴など関係なく、かなり門戸の広いコールセンターの求人にも面接で落ちるような人物なので、そんな人でなければ、リクナビネクスト経由であっても直接であっても転職エージェントを利用して海外で転職活動を成功させる、転職先を見つけることができる可能性は十分あるでしょう。